GMOクリック証券CFDの価格調整額ってなに?イラストで初心者向けに解説

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GMOクリック証券のCFD価格調整額ってなに?なんで3つあるの?

そんなあなたたに本記事では【知らないと損する】GMOクリック証券の3つのCFD価格調整額についてイラストでわかりやすく解説します。

GMOクリック証券CFDには3つの価格調整額がある

GMOクリック証券のCFDには3つの価格調整額があります。

これらを理解せずに取引を行うと、損をしてしまう可能性があるのでわかりやすく解説していきます。

GMOクリック証券CFDの価格調整額は以下の3つがあります。

  1. 価格調整額
  2. 権利調整額(配当)
  3. 金利調整額

1.価格調整額

価格調整額が発生するCFDは以下の銘柄になります。

  • 株価指数CFD(日本225、米国S500など参照原資産が株価指数先物)
  • 原油
  • 天然ガス
  • コーン
  • 大豆
  • 米国VI

価格調整額が発生する理由は先物のCFDになるからです。

GMOクリック証券のサイトには以下のように説明されています。

【価格調整額が発生する理由】

価格調整額は、CFDの原資産である先物の限月を乗り換えることによって、CFDの建玉に発生する評価損益を調整するためのものです。

GMOクリック証券

これではなかなか理解しにくいですよね。

次の図で簡単に説明します。

①あなたは今GMOクリック証券で原油CFDを「買い」でエントリーしました。

その際の原油CFD価格は「30ドル」だったとします。

この「30ドル」という価格は一番限月が近い原油先物の価格(この場合は6月限の原油先物)によって決められています。

②次の月になって「価格調整日」がやってきました。

すると原油CFDの価格は「35ドル」になりました。

「ラッキー!」と思われたかもしれませんが、残念ですが差額の「5ドル」を【価格調整額】としてGMOクリック証券に支払わなければいけないのです。

この支払わなければいけない差額が【価格調整額】です。

もちろん価格調整額がプラスの時もありますが、マーケットの平常なときは基本的に期近(例では6月限)より期先(例では7月限)のほうが価格が高くなる「コンタンゴ」といった状態が多いため「買い」でエントリーすると【価格調整額】として支払うことが多くなるのです。

逆に「売り」でエントリーすれば毎月【価格調整額】を受け取ることもできるのです。

2.権利調整額(配当)

権利調整額が発生するCFDは以下の銘柄になります。

  • 株価指数CFD(ブラジル株価指数など参照原資産がETFのもの)
  • 株式CFD(Amazon、Apple、アリババなど)
  • ハイレバレッジ型ETF、ETN(米国VIブルETFなど)
  • REIT型ETF(米国リートETFなど)

GMOクリック証券のサイトには以下のように説明されています。

【権利調整額が発生する理由】

権利調整額は、CFDの原資産の株式等において配当金・分配金の支払いやコーポレートアクションが行われた際に、株主が受け取ることができる権利をCFD保有者にも付与するためのものです。

GMOクリック証券

これはまだ理解ができますね

配当金や分配金が発生する原資産を参照しているCFDなので配当金や分配金が支払われた際にCFD保有者にも相当額を支払いますということです。

この配当・分配金に相当する額が【権利調整額】です。

3.金利調整額

金利調整額が発生するCFDは以下の銘柄になります。

  • 金スポット、銀スポット
  • 株式CFD(Amazon、Apple、アリババなど)
  • 株価指数CFD(ブラジル株価指数など参照原資産がETFのもの)
  • ハイレバレッジ型ETF、ETN(米国VIブルETFなど)
  • REIT型ETF(米国リートETFなど)

GMOクリック証券のサイトには以下のように説明されています。

【金利調整額が発生する理由】

金利調整額は、CFDのポジションを作る際の対価に発生する金利相当額で、CFDのポジションを翌営業日に持ち越した場合(オーバーナイトした場合)に発生します。

GMOクリック証券

これもわかりやすく説明していきます。

金スポットと銀スポットは金利調整額が異なるので先に説明します。

・金スポットと銀スポットの金利調整額

金利調整額が発生する金スポットと銀スポットはFX(為替)と同様にスワップポイントがあります。

このスワップポイントはGMOクリック証券とカバー先(海外の金融機関)で決定されています。

このスワップポイントが金スポットと銀スポットの【金利調整額】となります。

この金額はアプリでは以下の画面で確認することができます。

基本的には「買い」でマイナス、「売り」でプラスの【金利調整額】となっています。

・株式CFD、株価指数CFD、ハイレバレッジ型ETF、ETN、REIT型ETFの金利調整額

金利調整額が発生する株式やETFのCFDはほとんどが「ドル」建ての商品です。(株価指数上海A50、個別銘柄の中国株は香港ドル)

そのため「日本円」で「ドル」を借りて投資をする形になります。

金利調整額が発生するCFDを「買い」でエントリーした場合。

「日本円」と「ドル」の金利の差+GMO上乗せ金利3%(カバー先との金利)が【金利調整額】となります。

一方「売り」でエントリーした場合も

GMO上乗せ金利3%(カバー先との貸株料)-「日本円」と「ドル」の金利の差が【金利調整額】となります。

3つの価格調整額のまとめ

それぞれの銘柄の価格調整額をまとめると下の表のようになります。

原資産 価格調整額 金利調整額 権利調整額
商品CFD 金スポット × ×
銀スポット
上記以外 × ×
株価指数CFD 株価指数先物 × ×
ETF(株価指数連動型) ×
バラエティCFD ハイレバレッジ型ETF、ETN ×
REIT型ETF
その他指数先物 × ×
株式CFD 株式 ×

また、3つの価格調整額をまとめると。

  • 価格調整額:【先物】など「限月を乗り換える」ことによる調整額
  • 権利調整額:【株】など「配当金」や「分配金」による調整額
  • 金利調整額:【ドル建て】など金利が発生することによる調整額

以上がGMOクリック証券のCFDで発生する価格調整について説明しました。

はじめは慣れないかもしれませんが、3つの価格調整額を理解するだけで価格調整額を利用して利益を上げることも可能になります。

それらの投資手法は今後解説していきますので、もし興味があればブックマーク等をして頂けると幸いです。

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