天然ガスCFDに興味がある人
オオカミ部長
- 天然ガスの基礎知識
- 天然ガスCFDのおすすめ証券会社
- トレードする前に確認するべき指標(サイト紹介)
- 過去11年間 勝率73%のトレード手法
目次
ブタさん
オオカミ部長
オオカミ部長
天然ガスの特徴の一つとして「季節性」があります。
天然ガスは北半球の寒い地域で商業用・家庭用の暖房器具の燃料として使用されています。
オオカミ部長
そのため冬場に価格が上がりやすい傾向があります。
実際のチャートを見てみましょう。
チャートを見てみると毎年11月~12月ごろに上昇する傾向があることがわかります。
オオカミ部長
暖房の燃料として使用されるため冬場に上昇する傾向がある
天然ガスをはじめとした「商品」といわれる投資対象は
「トレンド」があります。
「トレンド」とは上昇をはじめれば上昇を続け、
下落が始まれば下落を続けるという「傾向」のことです。
その理由は気温や在庫量によって天然ガスの価格はうごきますが
それらは急に変わることがないので、一度動き出した方向に動き続けるという傾向が発生するのです。
オオカミ部長
トレンド(動き出した方向に動き続けるという傾向)が発生しやすい
天然ガスは値動きが激しい投資対象になります。
2018年の冬には寒波と在庫数の減少が重なったことで
3か月で+100%もの暴騰が発生しました。
この様に値動きが激しい銘柄のため大きな利益を上げれる反面、急にロスカットされることもあります。
オオカミ部長
天然ガスは大きな値動きが発生する場合がある
天然ガスとNYダウなどの株価指数は異なる値動きをします。
例としてNYダウの株価と天然ガスのチャートを比べてみましょう。
赤色がNYダウの価格で
青色が天然ガスの価格です
図のように株価と異なる動きをしていることがわかります。
オオカミ部長
天然ガスは株価と異なる動きをする
天然ガスのCFDは先物を参照原資産としているので毎月限月を乗り換える必要があります※取引期限なしのCFDの場合
「価格調整額」は先物の限月を乗り換えることで発生する調整額です。
詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください↓↓
GMOクリック証券CFDの価格調整額ってなに?イラストで初心者向けに解説
GMOクリック証券CFDでは以下のように価格調整額が確認できます。
オオカミ部長
- 買いでマイナス(支払い)
- 売りでプラス(受け取り)
になる場合が多い
次はCFD口座開設のやり方から、確認するべき指標やサイトを紹介します。
まずは天然ガスCFDの取り扱いがある証券会社でCFD取引口座を開設します。
現在国内で天然ガスのCFD取り扱いがある証券会社は以下の証券会社です。
以下で各証券会社の比較をします
証券会社 | GMOクリック証券 | IG証券 | サクソバンク証券 |
手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
スプレッド | 0.006 | 0.003 | 0.017 |
取引期限 | 無期限 | 無期限 | 限月あり(最大3か月) |
為替手数料 | 無料 | 0.50% | 0.50% |
保有コスト | 価格調整額のみ(月1回) | 価格調整額 +追加コスト2.5%(毎日)※ |
必要証拠金x持ち越し日数 x(LIBOR金利+1.5%)÷365 |
取引期限が無期限で保有できるのは、GMOクリック証券とIG証券があります。
また、GMOクリック証券は振替手数料や価格調整額に追加されるコストもないためおすすめです。
オオカミ部長
GMOクリック証券の口座を開設方法を解説した記事はこちら↓↓
【GMOクリック証券】CFD口座開設方法を初心者向けに解説します
口座が開設できたら、エントリーするタイミングを計ります。
天然ガスの価格は天候(気温)の予報と在庫量で変動します。
夏:暑くなりそう⇒価格上昇
涼しくなりそう⇒価格下落
冬:寒くなりそう⇒価格上昇
暖かくなりそう⇒価格下落
少ない⇒価格上昇
多い⇒価格下落
次は天候(気温)と在庫量を確認するサイトや方法を説明します。
天候は米国の天気図と天候デリバティブを確認します。
- NOAA(アメリカ海洋大気庁(天気図))
- True Weather(天候デリバティブ)
予報はトレードしたい期間に合わせて短期、中期、長期で確認します
- 短期:8~14日の予報
- 中期:1か月の予報
- 長期:3か月の予報
- 気温が平年より高くなる:赤色
- 気温が平年より低くなる:青色
トレードする季節にあわせて天然ガスの価格の上昇・下落を予想します。
夏:暑くなりそうなら⇒価格上昇 涼しくなりそうなら⇒価格下落
冬:寒くなりそうなら⇒価格上昇 暖かくなりそうなら⇒価格下落
さらに精度が高い気温予報を確認したい方は天候デリバティブを確認します。
天候デリバティブとはウィキペディアの説明を引用すると
天候デリバティブは、気象現象である気温、湿度、降雨量、降雪量、霜、風速、台風などを基準として条件(ストライク値)を定め、条件を上回れば(または下回れば)自動的に補償額が支払われる権利(オプション)を取引するものである。
参考:wikipedia:天候デリバティブ
すなわち天候によるリスクヘッジのための商品で、この値を確認することで
市場が今後の気温がどのように変化すると予想しているのかを知ることができます。
- HDD(Heating Degree Day):日平均気温-基準温度(18℃)
- CDD(Cooling Degree Day):基準温度(18℃)-日平均気温
HDD30YDiffとは30年間の平均HDDとHDDとの差
CDD30YDiffとは30年間の平均CDDとCDDとの差なので
- HDD30YDiffが大きい⇒気温が低くなる
- CDD30YDiffが大きい⇒気温が高くなる
天然ガスの在庫量は米国エネルギー情報局の指標を確認します。
- EIA(米国エネルギー情報局)
※単位は10億立方フィート (Bcf)です
確認する場所は2か所だけです。
- 5年平均在庫量
- 今週の在庫量
5年平均在庫量より多いか・少ないかで価格の上昇・下落を予想します。
5年平均在庫量より少ない⇒価格上昇
5年平均在庫量より多い⇒価格下落
天然ガスの季節性として毎年11月~12月ごろに上昇する傾向があることを天然ガス【CFD】の基礎で説明しましたが
この季節性を利用してどれくらい儲かるのか過去11年の価格からバックテストをしてみましょう。
取引の条件としては以下の条件でテストを行いました
- 11月の初日の終値で「売り」
- 2月の初日の終値で「買い」
合計利益:2.973
平均年利利率:8%
11年間勝率:8勝3敗 勝率73%
ただ11月に売って2月に買い戻すだけで利益が上がることがわかりました。
当然負けている年もありますが、実際の取引では在庫量や気温を確認して取引するので結果は変わってきます。
この検証で知っておいてほしいことは、季節性などの天然ガスの基礎知識を知ることで利益を上げやすくなるという点です。
実際のトレードでは在庫量や気温の指標を決めて自分だけの必勝パターンを見つけてください。
最後に天然ガスCFDの基礎知識をまとめます
- 季節性がある(冬場11月~12月に上昇する傾向)
- トレンドが強い
- 価格変動が大きい
- 株価とは異なる動きをする
- 価格調整額が発生する
- NOAA(アメリカ海洋大気庁(天気図))
- True Weather(天候デリバティブ)
- EIA(米国エネルギー情報局)
以上が天然ガスを取引する前に知らないと損する基礎知識です
いかがでしょうか?
天然ガスは値動きが激しくハイリスク・ハイリターンな投資商品ですが天候や在庫量に反応すれば値動きが読みやすい点もあります。
興味がある方はぜひトレードにチャレンジしてみてください。
まだ口座開設していないよという人はこちら↓↓
/ 無料で口座開設! \
最短5分!口座開設を解説した記事はこちら